2023/11/27 15:41
VACFFといえば、なんだ?と聞かれれば、いろんな回答が返ってきそうで、聞いてみたいような、ちょっと怖いような。そんな夕暮れ時。
ただ、店主的には古着でいえるのは今の時期、間違いなくニットが思い浮かぶわけで。
正直、服を好きになる前、というか、服を好きになってからも最初は冬の防寒具はフリースで。ニットはほとんど買ったことも、着たこともなく。ここ3年ぐらいで一気に好きになったアイテムかなと。つまり、店を始める一年ぐらい前ですかね。
なにがこんなにニットを好きにさせたのか、なんとなく覚えているんですが、そこは少しこそばゆいお話なので濁しておきます。
話を戻すと、うちの店になくてはならないニット。セーターでも、カーディガンでも、ベストでも、ジャケットでも。いずれにせよ、たくさん置いておきたいアイテムなのです。店主が古着好きになったきっかけのワークアイテムみたいなものですね。柄が、厚みが、風合いが、部材が。いずれにせよ、なにか引っ掛かる部分が多いし、秋冬メインでしか着られないというのも、一つポイントかもしれません。
この時期だけしか着られないから~というアイテムに、なにか言い訳のように、自分の中で正当化させて、集めている。そんな気もします。ただ、お客さんも結構同じみたいで、VACFFで買うニットを毎年楽しみにしている。と、そんな声をいただくことも。
とあるイベントでは、ニットが本当に大盛況で、顔なじみの出店仲間からは「ニットソムリエ」と呼ばれる始末。この人はこれが好きそう。そんなのが、結構思い浮かんだりもします。提案して、ドンピシャだった時の嬉しさは格別です。
そうこうしている間に、会津には雪もちらつき、本格的にニットが活躍する季節になりました。それに伴ってか、店の在庫もどんどん旅立つ。あとストックはどれぐらいあっただろうか…ちょっと買うのが遅れてやってきたお客さんにも、ちゃんと気に入ってもらえるだけのクオリティは保てているだろうか。そわそわしながらも、たぶんストック量に関してはただの杞憂に終わると思います。だって、山積みなんですから。
そんなわけで、「ニットソムリエ」VACFFのシーズンが到来しております。相も変わらず、山積みのニットでもってお出迎えさせていただきますね。
…もちろん、他にも色々あるよ。
こじま